「ナショナルタレント発掘・育成プロジェクト」第1弾「長身×スピード×女性」

2013年9月14日日本スポーツ振興センター( JAPAN SPORT COUNCIL)が「ナショナルタレント発掘・育成プロジェクト」の第1弾「長身×スピード×女性」を国立スポーツ科学センターで行いました。

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<プロジェクトの概要>
主催:独立行政法人 日本スポーツ振興センター
  メダルポテンシャルアスリート育成システム構築事業
共催:公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会
参加者:書類選考を通過した5名(16歳~22歳)

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◇ナショナルタレント発掘・育成プロジェクトとは、
全国規模で優れたタレント・アスリートを発掘し、ナショナルトレーニングセンターにおける検証、育成プログラムを通してタレント・アスリートの適性に応じた競技や中央競技団体へのパスウェイ(メダリストへの道筋)を構築すること。
日本のスポーツ界の総力を結集して、「高材疾足」のユニークで圧倒的なパフォーマンス、ポテンシャル、適性を兼ね添えた「ワールドクラス」のタレント・アスリートを発掘、育成することを目的とする。
◇ナショナルタレント発掘・育成プロジェクトの第1弾は、
 「長身×スピード×女性」
◇今回の応募資格
1.身長170cm以上
2.スピード、パワーに自信のある人
3.スポーツ未経験者も可
4.年齢不問
◇7人制ラグビー以外にもチャンスが、
今回7人制ラグビーに適性が認められなくても、ワールドクラスのアスリートとしてのポテンシャルが認められた場合は、他種目の適性プログラムの候補者としてメダルポテンシャルアスリート育成システム構築事業が準備する育成プログラムを受けることができる。

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さて、原石を発掘するプロジェクトとしては大切な試みです。でも、ターゲットが2016年のリオ五輪ではスタートが遅すぎるのでは?と感じるのは私だけではないでしょう。コンタクトスポーツとしての体づくり、スキル、ゲーム理解、局面ごとの判断力の養成等、ラグビーは選手育成にはとても時間が掛かります。
また育成という点では、日本代表候補の強化期間及びアカデミー以外のトレーニングはどうするのか? 仮に加入するクラブが見つかったとしても日々の生活やトレーニング環境をどのように整えるのか等、現状の国内女子ラグビー環境ではクリアしなければならないことが多いことも事実です。
女子7人制日本代表の浅見敬子HCは、「今まではラグビーが好きという選手が集まってきて、それを強化してきたが、これからは何が何でもオリンピックでメダルを取りたいという選手を強化したい」また「リオ五輪でメダル獲得という目標は絶対に下げない」と語っています
このプロジェクトにより意識の高い「ワールドクラス」の原石が見つかったとしても、そこから先の道のりを構築する必要があると思われます。
日本の女子ラグビーが世界と戦うには、まずは生活面を含めた安定した練習環境と切磋琢磨する国内リーグ戦の整備ではないでしょうか。
リオ五輪出場のためのアジア予選は2015年。それほど時間があるとは思えません。
「We Love RUGBY!.」は国内のすべてのラグビーを応援しています。
スポーツを愛する全ての人がハッピーでありますように!

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【プロフィール】
大元よしき(タイゲン ヨシキ)
1962年生まれ。2003年外資系IT企業のマネージャーからライターに転身。スポーツのほか、歴史関連も執筆。弓道三段。保善高校からラグビーを始め、チームは2、3年時に花園に出場するも、グラウンドに立てたのは開会式のみ。東洋大学、関東社会人リーグの東急、ミノルタで17年間ラグビーと共に歩む。
連載中!
「障害者アスリート~越えてきた壁の数だけ強くなれた」
「ルポ・少年院の子どもたち」
著書に
「あの負けがあってこそ~再起を懸けたアスリート25の軌跡」
「命のバトン~個性派不登校児と自閉症児の教室」
「1万回の体当たり~タックルマン石塚武生 炎のメッセージ~」
「一緒に見上げた空~自閉症児×元不登校児 武蔵野東ラグビー部の軌跡~」
「ジャパンラグビー革命」(上田昭夫/大元よしき共著)
「ファイナルマッチ~ノーサイドの時を迎えて~(小説)」(大元夏樹名で発刊)。