新生・純正ジャパン HSBCアジア5カ国対抗メンバー

個人的な意見を書かせていただくと、私はジョン・カーワンHC率いるジャパンが好きでした。(ファンは彼のことをJKと呼ぶので、ここでもJKとしましょう。)
外国人選手の比率が高いという理由から、「あれはジャパンじゃない」という意見をよく耳にしました。確かに7~8名が外国人選手ということに抵抗感を覚えたファンも多かったことでしょう。
ですが、ワールドカップで勝利を挙げるという結果を残していたなら、JKは名将の一人として日本のラグビー史に残ったと思います。けれど、そうではなかった……。
「世界を驚かす準備は整った」と大会直前に語りながら、どこに整ったものがあったのか、どこで驚かそうとしていたのか、まったく見えないまま、まるで日本ラグビーが退行したかのような終わり方にさえ見えてしまいました。
強化に費やされた4年強、それはもしかすると取り返しのつかない空洞化を生み出したかもしれません。
日本人選手の比率がもう少し高かったならば、強化としても経験としても、良い財産が残ったはずです。
しかし、外国人選手がごっそり抜けてしまえば、そこは空洞になってしまうんじゃないか、そう思えてなりません。
そんな心配をしながらも、新生・純正ジャパンが生まれました。
さっそく4月28日(本日!)「HSBCアジア5カ国対抗」の初戦カザフスタンと対戦します。
もちろん新HCエディー・ジョーンズさんが初めて采配を振るうわけです。
大型の外国人選手の突破からチャンスを作ってきたジャパンが、ある意味大味だったジャパンが、どんなジャパンに変わり、どんなラグビーを見せてくれるのでしょう。まだこの時期には見せられないかもしれませんが、方向性は示してくれるものと期待しています。とにかくボールがよく動くことは確かです。
エディー・ジョーンズHCは、オーストラリア代表や南アフリカ代表、日本国内ではサントリーでその類い稀な指導力を示しています。世界が認める指導者です。
日本のラグビーの流れが変わる「その時」かもしれません。
新生・純正ジャパンの船出です。
<日本代表 対カザフスタン代表メンバー>
1 長江有祐(リコー)
2 有田隆平(コカ・コーラウエスト)
3 畠山健介(サントリー)
4 大野 均(東芝)
5 真壁伸弥(サントリー)
6 マイケル・リーチ(東芝)
7 佐々木隆道(サントリー)
8 伊藤鐘史(神戸製鋼)
9 藤井 淳(東芝)
10 小野晃征(サントリー)
11 小野澤宏時(サントリー)
12 田村 優(NEC)
13 仙波智裕(東芝)
14 廣瀬俊朗(東芝)
15 五郎丸歩(ヤマハ)
16 木津武士(神戸製鋼)
17 坪井秀龍(中国電力)
18 篠塚公史(サントリー)
19 望月雄太(東芝)
20 内田啓介(筑波大)
21 立川理道(クボタ)
22 長友泰憲(サントリー)
<注目の選手>
完全な個人的意見ですが、ジャパンの大黒柱 ロックの大野選手の活躍にシビレたいと思います。
そしてコンビを組む真壁選手の運動量も光ってくると思います。そして、もう一人はNO.8の伊藤選手です。なんと初キャップなのですが、なぜ今まで選ばれなかったのか不思議なくらいの選手です。
最後に純正ジャパンには純正の司令塔が必要です。(すみません偏見で書いているわけではないんです)
小野選手と立川選手の2人です。
<HSBCアジア5カ国対抗スケジュール>
第1戦 4月28日(土)  対カザフスタン代表 15:00 (日本時間18:00)
               アルマティ・セントラル・スタジアム
第2戦 5月 5日(土)  対UAE代表 18:00
               福岡・レベルファイブスタジアム
第3戦 5月12日(土)  対韓国代表 13:00
               城南(ソンナム)総合運動場
第4戦 5月19日(土)  対香港代表 14:00
                東京・秩父宮ラグビー場
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【プロフィール】
大元よしき(タイゲン ヨシキ)
1962年生まれ。2003年外資系IT企業からライターに転身。スポーツのほか、歴史関連も執筆。弓道三段。保善高校からラグビーを始め、チームは2、3年時に花園に出場するが、グラウンドに立てたのは開会式のみ。東洋大学、関東社会人リーグの東急、ミノルタで17年間ラグビーと共に歩む。
著書に
「命のバトン~個性派不登校児と自閉症児の教室」「1万回の体当たり~タックルマン石塚武生 炎のメッセージ~」「一緒に見上げた空~自閉症児×元不登校児 武蔵野東ラグビー部の軌跡~」「ジャパンラグビー革命」(上田昭夫/大元よしき共著)「ファイナルマッチ~ノーサイドの時を迎えて~(小説)」(大元夏樹名で発刊)。
その他イーブックでは、
「猛き風~伊藤剛臣世界への挑戦~」「最後のスクラム(小説)」あり。