全国大学選手権 1回戦

第48回 全国大学ラグビーフットボール選手権大会が12月18日に開幕しました。今シーズンは帝京大が同志社大以来の3連覇なるか!?に焦点が当たっていますが、ワールドカップでジャパンが1勝もできず、ラグビー熱が冷め掛っているような今だからこそ、熱く、激しく、逞しく、大学生らしい筋書きの無いドラマを観たいものです。
<全国大学選手権1回戦の結果(12月18日)>
帝京大(対抗戦1位)○96―6●福岡工業大(九州1位)
大東文化大(リーグ戦4位)●17―49○同志社大(関西2位)
明治大(対抗戦3位)○38―3●関西学院大(関西第5代表)
筑波大(対抗戦4位)○22―19●東海(リーグ戦2位)
早稲田大(対抗戦2位)○51-7●大阪体育大(関西3位)
立命館大(関西4位)●12―22○関東学院大(リーグ戦3位)
天理大(関西1位)○39―19●法政大(関東第5代表)
慶應義塾大(対抗戦5位)○39―24●流通経済大(リーグ戦1位)
私は秩父宮で「筑波大vs東海大」と「慶應義塾大vs流通経済大」の2試合を観ましたが、昭和50年代の交流試合を思い出してしまいました。
リーグ戦の1位チームが対抗戦の4位チームに敗退して、大学選手権への出場を阻まれるという記憶です。もちろんリーグ戦の2位チームが勝ちあがっていくケースもあるのですが、交流試合とはリーグ戦(新興校)が対抗戦(伝統校)に挑戦するという構図だったのです。
関東学院大が一時代を築き、その構図は過去のものと思っていたのですが、今回の結果はその頃とよく似ています。
対抗戦グループはレベルの高い試合を重ねながらシーズンを通して成長した証を示したのではないでしょうか。素材がいいとか、上手いとかいうものではなく、プレーに直向さを感じました。質の異なる熱さを感じました。
二つの試合ともに得点差以上に実力の差を感じたのは、きっと私だけではないでしょう。
人気、実力ともに対抗戦が上ならば、今後この格差は開くばかり。
早稲田、明治、慶應という伝統校の壁を打ち破り、新時代の覇者を目指す帝京大に真っ向勝負できるようなリーグ戦勢、関西勢の台頭が望まれます。
日本のラグビーの未来のために。
                                                            (大元よしき)
                        
                              「WE LOVE RUGBY!.」
【プロフィール】
大元よしき(タイゲン ヨシキ)
1962年生まれ。2003年外資系IT企業からライターに転身。スポーツのほか、歴史関連も執筆。弓道三段。保善高校からラグビーを始め、チームは2、3年時に花園に出場するが、グラウンドに立てたのは開会式のみ。東洋大学、関東社会人リーグの東急、ミノルタで17年間ラグビーと共に歩む。
著書に
「命のバトン~個性派不登校児と自閉症児の教室」
「1万回の体当たり~タックルマン石塚武生 炎のメッセージ~」
「一緒に見上げた空~自閉症児×元不登校児 武蔵野東ラグビー部の軌跡~」
「ジャパンラグビー革命」(上田昭夫/大元よしき共著)
「ファイナルマッチ~ノーサイドの時を迎えて~(小説)」(大元夏樹名で発刊)。
その他イーブックでは、
「猛き風~伊藤剛臣世界への挑戦~」「最後のスクラム(小説)」あり。