三洋電機ワイルドナイツ霜村誠一 その2 <トップアスリートの突き抜けた瞬間!>

「小学生のころは“無敵”(笑)でしたし、中学時代は関東選抜に選ばれ、高校時代(東京農大二高)は日本高校代表候補になりました。花園にも出ることができましたので順調な道を歩んでいたと思っています。高校時代は同期のメンバーにも恵まれました。みんな明るいヤツらなので、練習はめちゃめちゃきつかったのですが、辞めたいなんて思ったことは1度もありませんでした」

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◇気づき
ある日、「こんな使い方をしていて“花園(全国大会)”で勝てるわけがないだろう」と陸上部の顧問の先生から部室のあり方について注意を受けた。整理整頓が出来ていないということだ。
「陸上部はいつも綺麗に部室を使っていたのです。試合が近づいてくると、さらに部室が綺麗になっていくんですよ、僕らのラグビー部とはずいぶん違いました」
陸上部とラグビー部の部室は隣り合わせだったのである。指摘された当初は、その意味がわからなかったが「身の回りのことすらできない人間に、良いパフォーマンスができるはずがないということだ」とラグビー部の顧問から諭された。これをキッカケに「勝つためにはまず身の回りのことからきちんとやろう」と自身にも課した。
 身の回りのこととは、心のあり様なので全てに通じるものだ。したがって常に良いパフォーマンスを見せる選手たちは、清潔で身の回りのことがきちんとしていると霜村は言う。
 この時に学んだ姿勢が霜村の競技人生を貫くことになる。
そして、この高校時代に「突き抜けた瞬間!」を経験する。
聖地“花園”での出来事である。
それは次回……。
【続く】