NECグリーンロケッツ 熊谷皇紀 その1 <トップアスリートの突き抜けた瞬間!>

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トップアスリートの突き抜けた瞬間!第二回 NECグリーンロケッツ 熊谷皇紀
誰もがはじめから強かった訳ではありません。
人は挫折や敗戦、怪我などを経験し、自身と向き合い、葛藤を越えた先に再び強く立ち上がるものです。
そこには仲間との絆や家族の支え、師の教え、ライバルの存在などがあるかもしれません。そして人として、選手として突き抜けた瞬間があるものです。
このコーナーではラグビー日本代表、元日本代表の「ラグビーとの出合い」にはじまり、選手として「突き抜けた瞬間」に迫って参ります。
毎回選手から選手へ、チームをまたがってバトンを繋いでいただく形式で進めます。今回はNECグリーンロケッツの熊谷皇紀選手にご登場いただきます。
それでは、きらり輝く熊谷選手の人間的魅力に迫ってみましょう。

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[プロフィール]
NECグリーンロケッツ 熊谷皇紀(くまがえ たかのり)
1978年5月31日生まれ。
194cm/106kg
東福岡→法政大
日本代表キャップ26(2010年12月現在)

構成・文/大元よしき

<トップアスリートの突き抜けた瞬間!>NECグリーンロケッツ熊谷皇紀 その1

ラグビーはチームスポーツの中では最も激しい部類に入る競技である。だからこそ美しさが求められる。凛とした知性と抑制のきいた野性から醸し出される「美」こそが、この競技の魅力と言えるだろう。
だが、激しいコンタクトプレーは、時に競技人生を変えてしまうようなアクシデントを引き起こすことがある。勝利と敗北以外に勝負の世界で明暗を分けるもの、それは怪我である。熊谷は少年期より幾度もその試練の中で、もがき苦しみ続けてきた。
そのなかで突き抜けた瞬間とは……。
掴んだものとは……。
キックオフ!
熊谷といえば、2005年BIGLOBEの『みんなが選ぶ! イケメンラガーマンコンテスト』の人気投票で、№1に選ばれたほどカッコいい。
本人は「いえいえそんなぁ」と謙遜するが、そのルックスは年齢を重ねても少しも色褪せることがない。むしろ人間的深みとロックらしさがリンクして、さらなる魅力を醸し出してきたと言えるだろう。
だが、その温和な表情の陰には数限りない怪我との闘いがあった。
最初の試練はラグビーに出合ったばかりの中学時代に遡る。
【続く】