大学選手権 帝京大の2連覇!

「どんなに足がつろうと、足がちぎれようと最後まで走り続けよう」
これは後半36分、早稲田のウイング中濱寛造のトライ直後、会場内が軌跡の逆転劇の予感に胸がざわつき始めたときに、
インゴールで帝京の吉田キャプテンが発した言葉である。
この日の帝京は非情なまでに勝負に徹していた。
後半はほとんど早稲田に攻撃機会を与えず、時間を殺す策に出た。
フォワード戦で優位に立てる(奪われない)という前提があったからか、エリアよりもボールの保持率に拘ったようだ。
もし速いテンポでボールを大きく動かせたら早稲田ペースになるのは必定だ。
ゆえに、セットプレー、ブレイクダウンで圧倒し、早稲田の強みを徹底的に芽の段階で摘み取った勝利である。
競技によっては「相手の強みを十分に引き出したうえで、さらにそれを上回って勝つことを最上の勝ちとする」と教えるものもある。見る側にとっては、どの競技もそうあってほしいと願ってやまないが、ラグビーでは相手の強みを出させないのが最上の勝ち方なのだろう。
帝京 岩出監督の「チャンピオンシップは勝つことが大切である。大学選手権は学生に優勝を経験させることが目的……」という言葉がそれを物語っている。
ただ、ファンの記憶に鮮烈に残る試合というのは、お互いがチーム力を最大限に出し合ったものではないだろうか。(これはあくまでも見る者の無責任な考えかもしれないが……)
第47回全国大学選手権は「帝京大17-12早稲田大」で幕を閉じた。
祝 帝京大!
<大学選手権の過去の優勝回数>
早稲田大15回(同点優勝1回)
明治大12回(〃2回)
関東学院大6回
同志社大4回
法政大3回
慶応義塾大3回(〃2回)
大東文化大3回(〃1回)
日本体育大2回
帝京大2回
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