『国立最後のKICK OFF 5.25』アジア5か国対抗優勝。W杯出場決定!

2014年5月25日『国立最後のKICK OFF 5.25』と題して、2015年開催のワールドカップ出場を懸けたラグビーのアジア5カ国対抗の「日本代表×香港代表」戦が行われました。
この日は国立競技場で行われる最後の公式戦ということもあって、日本ラグビーフットボール協会は試合前後に様々なイベントを企画していました。
なかでも、室伏広治さんも登場!「夢・笑顔・感動 スマイルメッセージ」は2019人で国立のピッチに人文字を作ろうというものでした。まずはワールドカップの「JAPAN2019」からオリンピックの「TOKYO2020」に人文字を移行する予定だったのでしょう。しかしこの企画の参加者はおよそ600人だったそうですから、人文字にならなかったのです。ならば「JAPAN」や「TOKYO」を削って数字だけ活かすとか、手だてがあったように思うのですが綺麗に出来ていたらと残念でなりません。それより以前に参加資格が小学生から高校生までとなっているのですから、ラグビースクールや高校のチームにご協力をお願いするなどできたはずです。
協会の失策以外のなにものでもありませんが、あの暑さの中で人文字作りに長時間参加された方々のご尽力に感謝の念が湧きあがります。私は聖火台の下からその様子を撮影していました。ご参加された皆さん、また人文字を撮影しようと機材を聖火台の下まで運んで「その時」を待っていた報道関係の皆さん、お疲れ様でした!

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その他には「SAYONARA国立 ラストスタジアムツアー」「聖火点灯セレモニー」「1000人のチアリーダーが登場!」や伝説の選手たちと国立でプレーしたいドリーマーたちの「夢・笑顔・感動 カンタベリードリームマッチ」「平原綾香さんの『Jupiter』」など盛りだくさんな一日でしたね。

当然のことながらメインイベントはアジア5カ国対抗の「日本代表vs香港代表」です。
試合結果は「日本代表49-8香港代表」。アジアに敵なしという結果で優勝を遂げ、2015年ワールドカップの切符を手にしました。
日本代表はスクラムやラインアウトのセットプレーを制し香港のアタックを起点から崩すことに成功しました。特にスラムでは圧倒的優位に立てたために試合を安定して進めることができたと思います。
ただ、課題はノックオンなどの単純なミスが多かったことです。リーチ・マイケルキャプテンも「チームミスは少なくて個人ミスが多かった」と語っています。
また、見た目以上にプレッシャーを受けていたのかもしれませんが、実力差がありながらアタックに上手いテンポが生まれなかったようにも見受けられます。
日本代表はアジア5か国対抗を勝ち抜き、8大会連続でラグビーワールドカップ2015に出場することが決定しました。
試合後、エディー・ジョーンズヘッドコーチは「次のターゲットはワールドカップで準々決勝に進むこと。これからはそこに向けた準備をしていきます」と語っています。
今度こそ!そんな思いでエディージャパンを応援しているファンも多いことでしょう。
もちろん私もその中のひとりです。

 

 

大元よしき(タイゲン ヨシキ) 1962年生まれ。東洋大学経済学部卒。2003年外資系IT企業のマネージャーからフリーのライターに転身。スポーツのほか、少年非行、歴史関連も執筆。保善高校からラグビーを始め17年間ラグビーと共に歩む。 その他のスポーツ歴は水泳、剣道、ハンドボール、弓道(三段)。

連載 「障害者アスリート~越えてきた壁の数だけ強くなれた」 「ルポ・少年院の子どもたち」

著書に

「あの負けがあってこそ~再起を懸けたアスリート25の軌跡」

「命のバトン~個性派不登校児と自閉症児の教室」

「1万回の体当たり~タックルマン石塚武生炎のメッセージ~」

「一緒に見上げた空~自閉症児×元不登校児 武蔵野東ラグビー部の軌跡~」

「ジャパンラグビー革命」(上田昭夫/大元よしき共著)

「ファイナルマッチ~ノーサイドの時を迎えて~(小説)」(大元夏樹名で発刊)